1週間ゲームジャム参加の心得メモ

概要

1週間ゲームジャムの開催が近づいてきた。 開発中迷わないようにするため、これまで参加してきた時に得られた気づきを備忘録としてまとめておく。

参加する上での目標設定

  • 順位でTOP6入りを目指す
  • 新しい表現方法を習得する
  • これまで作ったことのないジャンルの設計を習得する
  • 特殊なゲームギミックを実験(面白いか、面白くないのか)
  • とにかく完成させて友達や他開発者とわいわい

どのように&どんなゲームを作るかが変わってくる。
「いろんな人に見てもらえる機会」を使って実現できるものを設定すると良さみ。
自分の場合大抵、TOP6入り&友達とわいわいするのを目標。

企画は初日に決める

初日に決めておくと、残りの6日間を実装に回せる。
頭の中にあるイメージをラクガキで残しておく。
テキストだけだとイメージするのが難しい。

土曜に企画立てて作った利用規約ゲームもあるが、全然作り込めなかった。

土曜日にはプレイ可能なBuildを1つ用意する

日曜日は予備日と思っておく。 だいたい遅延するのでやっぱり日曜日使っちゃうけど。

作る内容に優先順位をつける

  • キャラクターを動かす→必須
  • SNSシェア機能→余裕があれば

みたいなリストを作っておく。時間的に厳しい場面がどうしても出てくるから。
作らない勇気、大事。

機能追加かバランス調整か迷ったらバランス調整を優先する

新しいルールや機能は、ミステリー小説の登場人物を1人増やすようなもの。
開発後半で悩んだらバランス調整優先。

終わった後にブログを書く

事故った経験を忘れないようにしておく。 ライブラリ使おうとしたら〇〇でハマった、とか。 他の人の役に立ったり、1年後の自分が同じことでハマった時に役立つ。

積極的に告知しておく

Unityroom外からの流入を作る。主にTwitter。 頑張って作ったけど、プレイしてもらえたいのは結構悲しいから。 TOP6入りしている人はTwitterで話題になっているのが多い印象。

進捗報告用に動画編集できるようにしておく

Twitterで告知する際はスクショだけだとゲームの面白さが伝わらない。 ので、gifや動画を投稿することを推奨。

他開発者のモチベーションをあげる

面白そうだなと思ったゲームには、Twitter上でいいねをつけておく。
Twitterのいいねは、ゲームジャムにおいて大変良いモチベーションになる。
なんかハマっている時は、自分ができる範囲で協力する。
通信対戦のデバッグとか結構しんどい。

新しい技術はあまり入れない(人によりけり)

入れすぎるとゲーム開発の進捗が上がらない。

こだわらない部分を決める

  • UIのボタン→デフォルトのままで良い
  • 設計→神クラスになっても良い
  • 音楽→自作したい気持ちを抑えて素材サイト様のものを使わせていただく

夢のない話かもしれないが、やらない勇気が完成を導く。

少ないプレイ時間で満足できるようにする

200作品近く投稿される。
プレイ時間が長いとクリア前に他ゲームに遷移してしまう。

操作内容を理解させる

ゲームのファーストビューで見せたり、1プレイ目で操作を説明するとか。
操作がわからなくて離脱してしまうことがしばしばある。

後、開発者ではない身近な友人にプレイしてもらうと良い。 プレイ中の視線の動きやコントローラー/キーボード/マウスの動かし方を見ていれば、理解できているかどうかがわかる。
※開発者はゲームプレイがうますぎるので、難しい操作でも難なくプレイできてしまう。

必要なライブラリは事前にプロジェクトに入れておく

どうせやる作業は事前にやっておく。 自分の場合はUniRx,Zenject,DoTween, Fungus, TextMeshPro

よく使う素材サイトのurlをメモっておく

上記に同じ。ライセンスに気をつける。
あまり注目されないから問題ないだろう。。。とか思っていると、ツイッターでバズった時に死ぬ。

週半ばでWebGLビルドして動作確認する

WebGLのバグ対策。実はこのアセット死んでるとかある。

UnityRoomさんのゲームジャム説明ページをよく見ておく

Unityのバージョンについての注意事項とか書いてある。
後、開発する上でのお役立ち情報とかキャンペーン情報が掲載されていることも。

クソゲーだった時作り直すかどうかの判断

結構難しい問題だと思う。

  • 変えずに完成させる→モチベーションがしんどい。
  • 切り替えて完成させる→スケジュールがしんどい。

自分の場合は開始2日目まで内容の大幅変更を許容。
それ以降は作りこみが間に合わなそうなのでクソゲーだったとしても作りきる。
実は他の人が遊んだら新しい遊び方が発見されて神ゲーになる可能性もある。

クソゲーを受け入れられる人間になる

半年後にリベンジとして、より面白いものを作れば良い。焦らない!

(社会人)有給を1ヶ月前に申請しておく

残業は作業時間だけでなく開発モチベーションを削る。
社会人&マジでやる人は社内の根回しから行わなければならない。